美容室のカルテ

では問題です

このイラストは何だと思いますか??

1.漫画のキャラクター
2.スタッフの似顔絵
3.カルテの一部(顧客カード)
答えは3です。
え?何これ?これが?何で?て思った方もいるかもしれませんが、詳しくはブログの最後に解説しますね。

カルテって、医者じゃん?!(笑)

たいていの美容師はお客さま一人一人のカルテを書いています。
もちろんアルゴでも書いています。
「カルテ」と聞くと病院の医者が連想されそうですが、
実は12世紀のヨーロッパでは、医師と理美容師は密接した関係にあったそうです。
(詳しい事は、色々な説があるのでここでは書きません)
美容院でもカルテはお客様の個人情報が書いてある重要なものとなっています。
身体の悩みについては医師、髪の悩みについては美容師が診察して手当をするという事です。
お客さま(患者さま)の悩みや要望を聞いて解決する。という意味では医師も美容師も変わりません。

そもそもなぜカルテというのか?

医療用語の多くはドイツ語のものが多く、「カルテ」も、ドイツ語の「karte」からきています。
このような専門用語は外来語が多く、その専門分野が発祥し、最も発達した国の言葉が外来語として広く使用されています。
ちなみに、美容師の使う道具や技術などの名前の大半は英語が多いです。美容師の技術はイギリスが発祥だからです。

履歴からわかる事

かかりつけのお医者さんがカルテを見ながら「前回の薬だと症状が長引いていたから今回違う薬にしましょう」とか、「去年もこの時期に風邪ひいてますね…」など、本人よりも体の変化を理解してくれているように、美容師も髪を見て、施術した履歴があればそれも見て、お客さま本人以上にお客さまの髪の事をよく理解し、考えています。

カルテの内容

カルテにはお客さま一人一人の大切な情報が細かく書かれています。
個人情報と言っても、住所、電話番号だけでなく、
髪質、好き嫌い、絶対気をつける事、
○月○日、施術内容(カット・カラー・パーマ等)、どの薬剤をどのタイミングでどのようにしたのか。
今回のねらい(目的)、気をつけた事、結果、感想、次回提案内容、予定、
話した内容などなどなど…!!!
来店の度にデータは増えていきます!

全てはお客様の満足のため

・より良いヘアスタイルになるように
・二度も三度も同じ事を聞いてしまわないように
・触れられなくない話に触れてしまわないように
・好きなこと、興味のあることの話ができるように
お客様にどんな仕事をしているか、仕事内容を聞く事があります。
それはただ興味があるから…とかではなく、ライフスタイルに合わせてヘアスタイルを提案できる事もあるからです。
会話から分かる好きな事、嫌いな事、性格などもカルテに書く事があります。
技術面とメンタル面も併せて、お客さま一人一人に合ったより良いサービスが出来るように、より満足していただきたい。
それにつきます。

解説

問いのイラストは、あるお客様が部分的にストレートをしたので、次回以降その施術部分がわかるように描いたイラストです。
このイラストを元に次にストレートをする時に、どの程度効果が残っているか、ダメージ具合はどうか、今回はどう薬剤を塗り分けようか…など
とにかく色々考えられる事があります。この履歴の記載(カルテ)が大いに重要なのです!!!

 


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