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Cut | カットは再現性を大切にしています!!

カットがうまい、下手って何?

カットがうまい美容院、美容師ってどう見分けるんでしょう...?
美容師の視点とお客さまの視点ではうまい、下手と判断される部分が違います。

美容師の視点から見たうまい、下手の基準は?

大きく分けると3つあります。

1,真っすぐ切れる(当たり前)笑
いくらデザイン性を意識して、イマドキのヘアスタイルを表現出来ても、真っすぐ切れなければ一人前とは言えません。
真っすぐ切れる事は基礎がしっかりと身に付き、1人1人違う髪の性質を理解していないと出来ない事です。

2,コンテスト入賞(色々ありますが...)
大規模なものになると、1000人以上の美容師が参加するコンテストもあります。
そこで上位に入るという事は並大抵の事ではない努力や練習があります。

3,指名のお客さまが多い(または、売り上げがよい)
指名が多い美容師の特徴は、お客様の気に入る髪型を創る事が前提ですが、技術だけでなくトークや振る舞い、居心地の良い空間作りを常に意識しています。

お客さまから見たうまい、下手の基準は?

お客さま自身の感想やイメージに合っているかで決まります。

1,イメージ以上の仕上がり
美容師にイメージを伝えて、そのイメージ以上に良いものが出来上がったら、「来て良かった。」「また、ここに来よう」と思いますよね。

2,自分で手入れしたときのしやすさ(スタイリングが楽)
自分がセットをしてもイメージ通りの髪型を再現出来る事が重要です。

3,ヘアスタイルが長持ちする
『自分で手入れしたときのしやすさ』と被る部分もあるのですが、セットのしやすさは、髪の毛が伸びてきたとしても髪の毛がまとまる事が大事です。

本来のうまい、下手は誰が判断するの?

これまで書いてきた『イメージ以上の仕上がり』『自分で手入れしたときのしやすさ』『ヘアスタイルが長持ちする』は、自分目線からの基準になりますが、もう一つ

『人に褒められる』というのがあります。

『人に褒められる』は、他人からの目線になります。
自分だけが満足しているより、人から「髪型かわいいね!」「雰囲気が変わって可愛くなったね!」などを言われると、照れ臭いような嬉しい気持ちになるものです。

コンテストで入賞した美容師や指名が多い美容師だけがうまいとは限りません。
美容師から見たカットがうまいって、美容師目線でしかないのです。

お客さんがイメージしていた以上の仕上がりで、お客さん自身がセットしやすく、その状態が長く続く。
また、人に褒められてこそ、カットがうまいと言えるのではないでしょうか。

周りから褒められるカットとは?

横から見た自分って1日の中で何度も見ないですよね?
でも自分以外の人は見てるんです。
後ろから見たシルエットは更に自分では見ないですね…
すれ違った時にステキな髪型の人を見つけて振り返ったり、知らない人の髪型だけどマネしたいって要望、意外に多いんです!!

横からのシルエットを良くするカット

前髪やトップのボリューム感を出すのが大事ですが1番は後頭部からえりあしにかけてのシルエットです。
日本人は絶壁の人が多いので段の入れ加減と毛量の調整で愛されヘアーが完成します。

後ろからのシルエットを良くするカット

美容師は鏡越しに正面を見ながらカットしているので、お客さまからは見えない後ろが心理的におざなりになりがち…
だからこそ周りの視線を意識して頑張ります!!

男女共にショートはえりあしが大事です。
くびれたシルエットや、えりあしのナチュラル感で差がつきます!!
ミディアム~ロングは、トップやサイドのボリューム感でやわらかさや若々しさが決まり、毛先のまとまりで素敵になります!!

サロン帰りがキマってるのは当たり前

美容室に行った日と次の日でのギャップを感じた事はありませんか?
そもそも美容室帰りが褒められなかったら寂しいですよね。
僕ら美容師も寂しいです。なのでスタイリングには気合いが入ります!
今まで必死に練習してきた技術はサロン帰りだけキマっていれば良いのか・・・違います!!
常に褒められてほしい!!なるべく長持ちしてほしいのです!!

褒められるカットとは・・・

褒められスタイルを長持ちさせる為には、お客さまのスタイリング力も大切です。
もちろん難しいブローをして下さい。やアイロン、コテを使ってくださいなんて言うつもりはありません。
でも、セルフスタイリングは十人十色です。

ドライヤーを持ってない人もいれば、前の晩からしっかりカーラーを巻いて寝る人もいます。
なので、1人1人に合った長持ちカットは変わってきます。

今日カットしたスタイルはセルフスタイリングしたらどうだったか、どんなスタイルで再来店されるのか、それを元にまたカットする。
お話を聞いたりちょっとアドバイスさせて頂いたり…
回数を重ねる毎にヘアスタイルの長持ちする完成度が上がっていきます!!

襟足をきれいに仕上げたい!!

えりあしを失敗された事のあるお客さまは少ないとは思いますが…
大事なんです!!こだわってます!!

いかにも床屋さんに行って来ました的な四角い感じになったことありませんか?
もしくは、周りの友達や家族にいませんか?
なぜ四角くなるのか?
髪の量にもよりますが、1ミリの段差でもまっすぐバリカンで剃るとバツッと四角くなってしまいます。
その1ミリにこだわる事で全然仕上がりが変わります。

えりあしが、自分で切った?的なパッツンになった事ありませんか?

女性のショートや男性のスタイル全般に言える事ですが、お客さまの声で「ざん切りにされたの!」と他のサロンでの失敗談をたまに聞きます…

なぜパッツンになるのか?
えり足は、密に生えている部分なので量が多くてショートだとパッツンをギザギザにするのが難しいんです。
最初からまっすぐ切らない様にジグザグに切ったり、他の部分より沢山すいて軽くしたり工夫が必要になってきます。
キレイにギザギザにできると見た目以外にも収まりや なじみ も良くなります。

四角もパッツンも気に入ってますけど!?

もちろん気に入ってる方もたくさんいらっしゃいます。
カチッとした髪型で背すじが伸びるという意見やモデルさんみたいにあえてのパッツンにする事も多々あります。

ここで伝えたいのは「選択の幅」です。
お客さまの失敗談や後輩を教えてきた中でのつまずくポイントが「えりあし」なんです。
なので、出来ない美容師や不得意な美容師がいます。
当然出来る技術が多い美容師の方が「選択の幅」があるので、お客さまの要望だったり似合う髪型の提案もできます。
バロメーターと言ったら言い過ぎかもしれませんが、えりあしが上手かどうかは大きな基準になると思います。

ヘアスタイルってみんなどう伝える?

まず、美容師との相性というものは、少なからずあります。
お客さまのオーダーを察して、理解してくれる美容師と、どんなに説明しても分かってくれない美容師もいます。

一番美容師に伝わりやすいのは、理想の髪型、理想に近い髪型の画像や切り抜きを見せる事です!!
髪型の雑誌でなくても、ファッション誌でも大丈夫です。
そして、ただ見せるだけではなく、その画像や切り抜きのどこがお気に入りなのかを教えてください。
正面から見たカット・ラインなのか、横から見た時のシルエットなのか、後ろから見たスタイルなのか...などです!

あと、そのイメージの服装で美容室へ行くのも、美容師がお客さまのイメージを察しやすいのでおすすめです!
一見、スタイルとは関係なさそうですが、カット後、自宅でのスタイリングで大変重要な事です!
「髪が硬くて巻きにくい」「クセ毛で広がりやすい」「WAXは使いたくない」「左右のクセが違う」「トップがペタンとなる」など、思いついたことや、普段悩んでいる事を伝えて頂けると、美容師はお客さまに合った髪型の提案もできますので、とても大切な事なのです!

せっかく素敵なスタイルにしても、翌日からセルフスタイリングで上手くできなくては意味がありません!
自分で朝スタイリングにかけられる時間や、方法(ドライヤーはするか、手ぐしのみか、WAXを使うかなど)を伝えます。
そこで美容師は、そのお客様にできるスタイリングの方法を教えてくれます。
しかし、教えてもらってる途中で「??」と疑問に思ったり分からない事は、すぐに聞いて下さい!
明日から、ステキにスタイリングするのは、自分自身ですから、思いきってとことん聞いて下さい!