信じ難い言葉に動揺してる方もいるでしょう…
お酒が大好きな方からすればショッキングな話だと思いますが、本当の話です…
お酒は昔から百薬の長といわれてきました。
その理由は
・エネルギー源となる
・神経をリラックスさせることができる
・血行を促進する
・睡眠作用がある
・食欲を増進する
という効果があるからです。
今で言うスーパーフードですね!
ん?スーパードリンク?ですかね!
飲酒量が適量であれば、この効果が得られます。それを知っていれば心置きなくお酒を楽しめますよね♪
(*お酒の種類によって適量が違うので、適量についてはブログの最後をご覧下さい。)
ただ、飲みすぎはNGです。薄毛を招きます。
一体何が原因なのでしょうか?!
飲酒と髪の毛の意外な関係
摂取したアルコールの大半は肝臓で分解されることは皆さんご存知だと思います。
アルコールは胃で20%、肝臓で80%が分解されます。
お酒を飲むと血液にはアルコールがたくさん含まれ、全身の血液の20%は肝臓へ運ばれます。
肝臓は人体の臓器で1番大きく、温度が高い臓器です。栄養分を分解し消化液を作ったり、余った栄養分を貯蔵するほか、毒素の中和も行っています。
アルコールは肝臓で糖になる
肝臓で分解されたアルコールは糖に変わります。糖は生きて行く為にとても大事なエネルギー源となります。
ところが、お酒を飲みすぎると分解された糖が増えすぎて、エネルギーとして使い切れず肝臓に貯まっていきます。
すると貯まった糖は脂肪に変わり、貯まりすぎると脂肪肝になってしまいます。
ちなみに…糖が多いと言われている日本酒は、1日に1リットル飲む生活を5日続けるだけで、ほとんどの人は脂肪肝になると考えられています。
脂肪肝になると、肝臓が機能せず栄養素の分解がうまくいかなくなり、全身に必要な栄養が運ばれなくなってしまいます。
体内の糖が増えすぎると、肥満や血行不良にもなります。心臓から離れている頭皮の毛細血管にも十分な栄養が行き渡らないだけでなく、頭皮の皮脂分泌が増えるため抜け毛や薄毛の原因になるというわけです。
それならと育毛剤などを使用しても、皮脂が多いと効果が弱まってしまいます。
正直、ここまでくると、頭皮や髪の問題だけではなさそうですが……
髪の元になる成分も減る…
アルコールが肝臓で糖に分解される際にエネルギーとして使われる成分があります。
その成分は、システイン、メチオニンというアミノ酸の一種です。
髪はタンパク質で構成されていて、そのタンパク質を形成するのが、システインやメチオニンです。
つまり、アルコールを過剰摂取すると髪を作るのに必要な成分をアルコールを分解する事にたくさん使われ、髪の毛を作りづらくなってしまいます。
そのうえ有害物質が発生する
肝臓がアルコールを分解する際にアセトアルデヒドという有害物質が発生します。しかし通常であればこれも肝臓で分解され無害な酢酸となり、問題はありません。
ところが、お酒を飲みすぎるとアセトアルデヒドの分解が間に合いません。そして血液と一緒にアセトアルデヒドが体中を巡ることになります。有害物質が体内を巡ると聞いただけでも怖いですよね。。
アセトアルデヒドは、DHTというホルモンを増加させます。
DHT(ジヒドロテストステロン)は、抜け毛の原因となるホルモンです。
お酒を飲みすぎて、肝臓でアセトアルデヒドが分解されなかった場合に、それが血液に乗って体内を巡るとDHTが増えるというメカニズムになっています。
適量の飲酒は薄毛予防になる!?
飲酒は髪の毛にとって相当悪いことな気がしてなりませんが、文頭にもあるように飲み方を気をつければ、飲酒に対する薄毛の心配はありません。むしろお酒の効果で予防にもなります。
大切なのはお酒を飲む量
では、薄毛対策の為にはどれくらいのお酒を飲むのが良いのでしょうか。
適量と言っても、具体的な数値が無いとよくわかりませんよね。
これまでにアルコールの摂取量について研究された結果、髪にも身体にも悪影響を与えない量は下記の量のアルコールを摂取している場合だということがわかっています。
・男性…純アルコール10g〜19g
・女性…純アルコール9g
これを元に、厚生労働省は、適度な飲酒を『純アルコールで1日平均20 g程度まで』としています。
お酒の種類ごとに純アルコールが20g程度になる量はどれくらいなのでしょう。
お酒の種類 | 純アルコールが20g程度になる量 |
---|---|
清酒 | 180ml(1合) |
ビール | 500ml(中瓶1本) |
ワイン | 200ml |
焼酎(35度の場合) | 70ml |
ウイスキー・ブランデー | 60ml |
ただし、アルコールが分解できる能力には性別による差や個人差もあります。
そこで厚生労働省は、下記の人は飲酒量を目安よりも控えるよう注意を促しているそうです。
・女性
・少ないお酒で顔が赤くなるなど、アルコールの分解能力が低い人
・65歳以上の人
え!これっぽっちしか飲んじゃダメなの?!と思う方もいるかもしれません…ダメと言うわけではありませんが…
そう。これっぽっちなんです!!
じゃぁ飲まない人は薄毛にならないわけ?!
と言われると、そう言うわけでもありません。薄毛にも色々な理由があるので…
あくまでも原因の一つ。その中での目安です。
スーパーフードなどもそうですが、いくら体に良いものでも過剰摂取はかえって悪影響になる事があります。
それぞれご自身の身体と向き合って、心も身体も…髪も!健やかに過ごせたら…と思います。
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