ストレートパーマと縮毛矯正はどちらも髪の毛を「まっすぐにする」という点では同じですが、役割や目的が違います。今回はそれぞれの特徴と違いをお伝えしたいと思います。
ストレートパーマとは
まずストレートパーマとは、パーマ(パーマネントウェーブ)をかけた後、パーマのウェーブを伸ばすもので、クセを伸ばす効果はありません。
特徴・・・薬剤(1剤・2剤)で髪の結合を切ったり再結合させたりします。その薬剤だけの力で、パーマを伸ばしたり(落としたり)少しボリュームを抑えたりするのに適しています。
強いクセを伸ばしたりはできません。
お客さまの髪の状態、傷み具合、希望するヘアスタイルによって薬剤を選び、使い分けします。
縮毛矯正とは
次に、縮毛矯正とは、ストレートアイロンでさらに真直ぐにさせるものです。クセ毛の方、クセの強い方におすすめです。
特徴・・・縮毛矯正も(1剤・2剤)で結合をコントロールするのはストレートパーマと同じですが、そこに160℃〜180℃のアイロンの熱によって、クセ毛のねじれや頑固な水素結合(寝ぐせの元)までもまっすぐにするものです。ストレートパーマよりもまっすぐクセを伸ばす事ができます。
ストレートパーマ、縮毛矯正の注意点
ストレートパーマ・・・あくまでもパーマをとるものなので、強いクセや傷んでいる人には向きません。安いからと言って、クセが強い人がしても、ムダになってしまう上、ダメージだけが増します。そして、基本パーマネント(永久)なので、一度かけた所は元に戻りませんが、日に日にうねりや広がりが出てしまう場合は、ほぼダメージ(傷み)のせいですので、日々のケアをおすすめします。
縮毛矯正・・・縮毛矯正は、テクニック(技術)と知識が必要なパーマです。
特にアイロン技術が大切になってきます。そして、ストレートパーマでも説明した1剤・2剤の1剤が最もポイントになります。髪の状態を判断できないと切れ毛、ビビリ毛(チリチリ)などの危険がありますので、あまり低価格なところも気をつけた方がいいと思います。ですので、アイロン技術が上手な美容師にしてもらうのをお勧めします。
そして、縮毛矯正をすると、とてもツヤツヤになったと思いがちですが、実際は施術前よりも傷んでいますので施術後のケアも大切になります。
市販のストレートパーマって?
自宅でできるカラー剤と同様に、自宅でできるストレートパーマ剤がドラックストアなどで売っています。「自宅で自分でできるなら安い!!」ですよね笑
でも、本当に自分でできるのか、ダメージは?気になりますよね。
結論から言うと、、、できます。
知識と技術(テクニック)があればできちゃいます。笑
しかし、おすすめしません!!
なぜなら、うまくできなかったら、もう二度と元に戻らなくなるくらいのダメージ毛になります。
よく「チリチリになった」とか聞きますが、そうなっては、戻りません...もちろん美容室にヘルプ―!!とかけ込んでも直せない事がほとんどです。
なので、おすすめしません!!(絶対)
おすすめのヘアスタイル
ストレートパーマ・・・かけたパーマが時間がたち、まとまりにくくなってきた方や根元のボリュームを抑えて、毛先は自然に内巻きにしたい方など、ストレートパーマは、ショート、ボブ、ミディアム、ロングなど、どのスタイルでも対応できます。
縮毛矯正・・・老若男女問わずクセがある人。ショート、ボブ、ミディアム、ロングのスタイルに対応できます。
ただし、アイロンがはさめる長さが必要なので、ベリーショートには不向きです。縮毛矯正をかけてからショートにカットするのはOKです。もしくは、部分的にかける方法もあります。
今は、デジパーなど縮毛矯正と組み合わせて、途中から毛先はカールをつける技術もあります。
ただ、ボリュームを抑える技術なので、ペタンとなりたくない方は他のパーマ技術をおすすめします。
今までストレートパーマと縮毛矯正の違いと注意点などをお伝えしましたが、ご理解いただけましたか?
したいヘアスタイルによって、ストレートパーマか縮毛矯正か美容師とよく相談して下さい!なりたいヘアスタイルになれるよう私たち美容師も一緒に考えたいと思います。
このブログは湘南・茅ヶ崎にある美容院『ARUGO』が提供しています。
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