こんにちは!
湘南、茅ヶ崎でARUGOという美容室を経営していて、先日5周年を迎えました。
湘南が産んだ奇跡のビッグウェーブこと「世界の小倉」です。
サーフィンは致しません。むしろ山が好き。
初めましての自己紹介→ https://arugohair.com/arugoblog/staff/2020/01/04/post-29/
美容師が腰に巻く「シザーベルト」
なんとなくイメージ湧きますか?
20年近く同じものを愛用しているシザーベルトなんですが、今回別れを告げる事にしました。
出会い
美容師になる事に憧れまくっていた僕にとってシザーベルトはまさに「美容師らしいアイテム」でした。
バカみたいに憧れていた話→ https://arugohair.com/arugoblog/staff/2020/09/05/post-1208/
お客さんを担当させて頂くまで何年もかかるはずなのに欲しすぎてややフライング気味に1年生でシザーベルトを買いました。
先輩が使っていたメーカーに倣い、拳銃入れれそーな雰囲気に惹かれ、選んだのがこの子。

当時よりかっこ良くなってる気がする…
20年近く経てばそりゃ変わるか!
てか20年存続してるメーカーすごいな!!
話は逸れましたがとにかく気に入って買いました。
シザーベルトの役割
美容師2大派閥のベルト「巻く派」と「巻かない派」(そりゃそーだ)
最大かつ最強のメリットはスピード。
常に腰についてくるもんだからハサミやクシやダッカール(クリップ)を取り替えたりくっつけたりがとにかくスピーディー。
美容師にとってスピードは命です。
美容師と鋏を一心同体にする唯一のアイテム!
それがシザーベルト!!
勢い良く叫びましたがスピード以外はデメリットも多いです。
欠点①腰痛
立ちっぱなしが多い美容師にとって腰痛は大きな問題。
腰痛持ちは分かって頂けると思うが鋏を何丁も入れたシザーベルトは地味に重い。
腰が痛いからベルトを巻かなくなる美容師はゴマンといます。
欠点②衛生面
美容師が扱う器具は徹底した衛生管理が求められます。
血液が付着する可能性のあるハサミや直接肌に触れるクシなど、法律に則り消毒を行います。
皮で出来たシザーベルトは消毒が難しく、しかもお客様1人毎に消毒となるとかなり難しい…。
美容師がシザーベルトを使うこと自体がグレーゾーンになっているのが現状です。
新型コロナの影響により
これは予想ですが、新型コロナ対策においてシザーベルトを辞めた美容師、美容室は多いかと思います。
もともと消毒意識高い美容師が更に徹底すると自然とそうなります。
僕もそのタイミングで使うの辞めました。
馴染んで死ぬ程使い易かったんですが、まぁ慣れってコワイですね。
カビ生える
使わなくなった革製品て梅雨カビるんですよね!
もう愛せない。
あんなに愛したベルトなのに、カビだらけでもう愛せない。
サヨナラしよう。
サヨナラの儀式
勿体ない精神なのか小さい頃からモノを捨てるのが苦手です。
短くなったえんぴつにキャップをつけてそれでも使えなくなったえんぴつなのに捨てれない。

いい加減捨てなさいと母に言われ、仕方なく捨てる。
なんかえんぴつに申し訳ない気がするから並べて儀式してから捨てる。
なんかこのエピソード可愛くないですか?笑
覚えてないけど母に聞きました。
今の僕に出来るサヨナラの儀式
①カビをキレイに洗う

②写真に撮ってメモリと記憶に残す。
③ブログを書いて想いを馳せ、供養する。
それでも捨てるのは断腸の思い…
でもこれでサヨナラしましょ。
18年お疲れ様でした!!
ありがとう!!
本日は以上でーす!
ありがとうございました!!