今では様々な機能がついているドライヤーが各メーカーから販売されていますが、一時期はマイナスイオン付きドライヤーがとても人気になり、皆さんも一度は使ってたことがあるのではないでしょうか?今ではドライヤーのほとんどがマイナスイオンが搭載されていますよね。そこで、実際どのような効果があるのか今回はお伝えします。
マイナスイオンとは
まず、科学的になりますが、マイナスイオンとは大気中に存在する負の電荷を帯びた分子の集合体です。字のとおり、マイナスの電気を帯びていて、マイナスイオンには様々な効果があると言われています。
例えば...
- 空気中のホコリを除去するなど空気清浄効果
- 生魚、生肉、野菜、青果などの鮮度保持効果
- 動植物に対しても成長促進効果や寿命を延ばす効果があるといわれています。
- 私たち人間に対しては、ストレス軽減効果、リラックス効果など
代表的な効果を挙げるとこのあたりだと思います。
マイナスイオンドライヤーのしくみ
では、マイナスイオンのドライヤーはどのようなしくみで、なぜ髪に良いと言われるようになったのか
マイナスイオンドライヤーの仕組みは各メーカーによって機能やマイナスイオンの発生の仕方が違いますが、考え方は同じです。
『空気中の水分をマイナスイオン化させて髪の毛に噴射する』事です。
マイナスイオンやナノイオンも基本的には同じ考えで、空気中の水分をマイナス化させて頭皮や髪に噴射するので、通常のドライヤーよりも髪や頭皮の水分量を上げることが出来ます。そのことにより、パサつきやすい方も、髪の毛がしなやかになった気がしますが、これは単純に髪の毛に適切な水分がある状態で乾いたからです。ただ、傷んだ髪の毛を直している。と、勘違いしない様にしてください。一度傷んでしまった髪の毛は治りません。イオンドライヤーは髪の毛の質感を良くする要因ととらえて下さい。
ただ、使っているドライヤーが本当にマイナスイオンが出ているのか気になりますよね?
実はドライヤーからどれくらいの量のマイナスイオンが出ているか...とかではなく、前述のように「マイナスイオンドライヤーとは空気中の水分をマイナス化させてドライヤーから風を送る」これが仕組みです。(メーカーによって仕組みが違うので一概には言えませんが、半永久的に出るものもから一定量越えると出なくなるものもあります)
では、なぜ髪の毛がしなやかになった気がするのか
マイナスイオンドライヤーの効果
しつこいようですが、マイナスイオンドライヤーは空気中の水分をマイナス化する事により頭皮や髪の毛の水分量が多くなるとお話ししましたが、これは傷んだ髪の毛の性質と関係しています。
髪の毛はたんぱく質でできている事をご存知だと思いますが、髪の毛のたんぱく質にはプラス(+)イオンを帯びているものとマイナス(−)イオンを帯びているものがあります。どちらも髪の毛に必要なたんぱく質ですが、ヘアカラーやパーマのダメージは(−)イオンのたんぱく質が流出してしまいます。ということは...!!
ふふふ、何となく分かりますか?笑
マイナスイオンを帯びた水分は傷んだ髪の毛に吸着しやすい性質(イオン結合)ですから、マイナスイオンドライヤーは髪の毛に水分補給しながら乾かしている!!ということなので通常のドライヤーで乾かすよりも、しなやかに乾きます。手ざわりも良くなるということですね!
髪の毛にしなやかさがあり、質感が良い状態とは、髪の毛の水分量が10%~15%残った状態と言われています。プロの美容師さんがブローするとツヤツヤなのは、これを理解しているからです。
しかし、自分でやると...と思う方はマイナスイオンドライヤーを使用するのも1つだと思います。
ただ、前述のように傷んだ髪の毛を治しているわけではないので、ダメージ大の方はトリートメントをつけて、マイナスイオンドライヤーを使用することをおすすめします。
詳しくはARUGOblog「ドライヤーってしたほうがいいの??」をご覧下さい。
いかがでしたか?なんとなく理解できましたか?ただ、イオンドライヤーは水分を含んだ風で乾かす為、人によっては乾きにくい、乾くまでに時間が掛かると感じる方もいるかもしれませんが、言い換えるなら乾かしすぎないドライヤーですので、トリートメントと組み合わせて上手に使ってみて下さい。
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