こんにちは！
湘南、茅ヶ崎(人口24万人)でARUGOという美容室を経営して5年目の「世界の小倉」です。
初めましての自己紹介→ https://arugohair.com/arugoblog/staff/2020/01/04/post-29/
あなたが初めての美容室に行ったとします。
髪型がいい感じになったらまた行きたいと思いますか？
接客やサービスが行き届いていたらどうですか？
僕ら美容師はお客様にまた来たいって思ってもらえるために日々技術やハートをパワーアップできるよう頑張っています。
また来たいって思ってもらう為の秘訣について考えてみました。
知りたいですか？
本日のラインナップ
美容師A君
むかしむかしあるところにA君という美容師がいました。
と言ってもA君は田舎から上京したばかりのアシスタントでまだまだ”美容師”とは言えません。
覚えは良い方ではないけど、純粋でひたむきな姿勢で毎日練習を頑張っています。
周りの先輩にも恵まれますが、その中でも「師匠」と呼べる先輩に出会います。
師匠の教えを守り、技術やハートを育み、無事スタイリストデビューを迎えました。
師匠の偉大さ
師匠はとても人気のある美容師でした。
誰よりも指名客が多く仕上がるヘアスタイルも良い感じ。
何よりお客様が笑顔で「ありがとう」と言っている。
「カッけぇー！」
と思ったA君は憧れを持ち、技術や接客を盗みまくります。
早く追いつきたい。
いつか追い越したい。
チャンス到来
そんなスタイリストデビューしたてのA君にチャンスが訪れます。
師匠の異動が決まります。
「お前に任せるよ」
と、担当していた指名客を全員引き継いでくれます。
だれがどう考えてもチャンスです。
でずがまだまだ未熟で経験も少ないA君にとっては到底チャンスとは思えません。
プレッシャーに押し潰されそうになります。
また来たいと思わせる
A君は考えます。
失敗は許されない。
絶対に2回目来て欲しい！
どうすればいい？
周りの先輩にアドバイスを乞うと
「自分らしさが大事だよ！自分の良いと思うヘアスタイルを提供する方がいいよ！」
いやいや、なに言っちゃってんの？
師匠のキャラクターが好きで
師匠のカットに惚れて
何年も通ってるお客様に対してぽっと出の田舎もんが引き継いで”自分らしさ？”そんなん歯が立つわけねーじゃん。
と思ったA君は完コピを目指す事にしました。
どちらが正解？
皆さんならどちらが正解だと思いますか？
①完コピ目指す。お伺いする作戦
「出来るだけ同じ髪型を目指します。至らない所があれば次回教えて頂けませんか？」
②オリジナル目指す。自分らしさ伝える作戦
「お客様はこういう状態です。なのでこうした方が似合うと思います。」
①を選んだA君
結果は50%のお客様を失いました。
ぴえん
正解
では②を選んだ場合が正解だったのか？
その答えはもはや分かりません。
が、おそらく同じく50%のお客様を失ってしまったと思います。
どちらを選んでもその時のA君では結果は同じになったのではないか？
なぜなら①を支持するお客様と②を支持するお客様
それぞれタイプが違うのです！
そう！
どちらも正解では無いのです。
また来たいと思ってもらえる秘訣が知れると思ってここまで読んだそこのあなた！
ごめんなさい。
そんなの無いよ！！
空気読むしかないんだよ！！
①か②どちらなのか？
相手の空気読んで選ぶんだよ！！
なんなら同じ①のタイプでもその時の気分によって変わります！！
最後に
途中から気付いた方もいたかもしれませんね。
この昔話の主人公A君は実は僕
世界の小倉です。
最後に謝らせて下さい。
ひたむきに毎日練習したという部分だけ嘘つきました。
美談にする為美化しましたが、サボりまくりで出来がすこぶる悪かったです。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。
またお会いしましょう！
今日もお疲れ様でした！
